蝉の抜け殻

○病院の銀杏並木の青々と生気満ちれど病む人もあり

○切り株の根もとの穴より這い出でてヘンスに縋る蝉の抜け殻

 ある大学病院に検診のためにでかけた。熊谷の朝は熱帯夜から気温は上昇し、外気温38度の中を車を走らせ10時前に病院に着いた。ジリジリと照りつけていたが、銀杏並木は青く茂り生き生きとしていた。

 今日も病院の拡張工事は続けられており、近づいてみると大きな切り株の周りには蝉の穴が沢山あった。樹の幹に縋って羽化した蝉の抜け殻を見かけるがと思い、辺りを見回すと工事用ヘンスの金網に縋る蝉の抜け殻を見つけた・・・命短い蝉の抜け殻を病院近くで眺めると何だか人生の儚さを感じさせられた・・・