航空自衛隊熊谷基地での花見

 4月8日の日曜の1日限りで、航空自衛隊熊谷基地が一般公開され花見ができました。

当日はブルーインパルスの航空ショーもあるとかで、家族で行ってみたが、まず入り口でボディチェック、続いて手荷物検査と飛行機の搭乗口同様のチェックを受けた。基地内に入ると立ち入り禁止地区にイエローラインが張られているものの、自由に散策できた。

 待望のブルーインパルスのデモ飛行は中止となったが、ヘリホートからの離陸、ホバーリングや空中でのデモ飛行を見学できた。そのヘリコプターの全長30メートル、幅6メートル、総重量20トンの巨体で、積載重量10トンとのアナウスがあった。その速度は時速240キロで新幹線とほぼ同等であるが、熊谷基地から鹿児島までをノンストップで飛行できるとのことであった。東北大震災の時に被災地に救援物資を運ぶ映像を何度も見ましたが、折しも集団的自衛権が議論されている最中、戦場へ向かうことのないことを祈るのみである・・・

 残念ながら、カメラを構え過ぎてその巨体を撮るチャンスを逸してしまったが、時折、場内アナウンスで『デューク・・・デューク』という掛け声が耳に残っている・・・この『デューク』とは一体何を意味するものか、ご存じの方がいたら教えてください。 

 上の写真の後方に写っている高い建物は、秩父セメント熊谷工場のセメントキルンです。航空自衛隊熊谷基地と熊谷工場は隣接しており、工場の敷地も戦時中は、空軍の飛行場であったと聞いたことがあり、航空自衛隊の基地が現存するのも頷ける。昭和44年に私が工場に赴任した戦後24年経った頃でさえ、戦後米軍に占領されていた名残としてアメリカンスタイルのバーであったことが想像できるような木造の建物が、何軒か残っていたのを記憶している。

 風が強くて寒い花見であったが、自衛隊の基地から熊谷工場を眺めたのも初めての体験であった。