埼玉県熊谷会館さよならコンサート

           熊谷高校吹奏楽部 OB演奏会

 44年の長きにわたり市民や近郊のみなさんに親しまれてきた熊谷会館が平成27年3月末で閉館することになった。昨年暮れから様々なさよならコンサートが開かれていたが、『熊谷高校吹奏楽部 OB演奏会』に参加した。熊校は金井仁君の母校で、息子のクマタカの出なので一緒に出かけた。入場無料のせいもあるかも知れないが、熊校に所縁のある人々で埋めつくされていた。

今回が第29回の定期演奏会にあたるそうで、

歴代の指揮者が招かれて指揮棒を振ってくれた。それぞれの先生方も感無量のようで言葉を詰まらせていた。その後、定期演奏会で演奏されて来た曲を10曲ほど選択してメドレーで聞かせてくれたが、やはり30年近い時代の流れを感じさせてくれた。

 幕間に熊校応援団が登場した。明治28年に埼玉県の第二尋常中学校として創設された伝統的なバンカラの風潮は今も受け継がれているらしく、野暮ったいけれども、清々しさを感じた。3月になるとデパートに高校の制服が、ズラリと展示されるが、熊校の制服はないのだ。

 最後に作詞:石坂養平 作曲:山田耕筰 全国の校歌百選の中にも入る名歌であるという校歌を歌ってくれたが、応援団の唄い振りでは全く歌詞もメロディも聞きとることはできなかった。

 この熊谷会館での最初の演奏会の頃は、まだ部員が少なく熊谷女子校との合同で行っていたそうだ。この合同演奏会も5回目からは、熊谷女子校の方の部員も増えてきて熊女単独の演奏会となり、振られてしまったのだと話していた。今回は熊女の生徒・OBも加わって総勢100名の演奏を披露してくれた。

 <熊谷会館アプローチ」>
 <熊谷会館アプローチ」>
  <緞帳 その1>
  <緞帳 その1>
  <緞帳 その2>
  <緞帳 その2>

 熊谷会館の入口は、22年前の改築でまだ真新しく感じられるが、本体は44年の歳月を経て3月末で閉館と決まった。閉館されるということで、2つの緞帳を見せてくれた。緞帳その1は良く見かけていたような気がするが、緞帳その2は、ご当地熊谷に所縁の「熊谷次郎直実の平敦盛」との源平合戦の一場面が描かれている。

 私もこの熊谷会館には足を運んだ。2008年の夏に仲代達矢と奈良岡朋子の「ドライビング・ミスディジー」のプスターを街で見かけ、どうしても観たいと思ってチケットを探した。やっと事務所を訪ねたら「虹の演劇鑑賞会」に入会しないと観られないとのことで入会することにした。この演劇は人種差別の色濃いアメリカ南部の物語で黒人ドライバーと婦人が次第に心を通じ合うまでのストーリーを二人の名優が演じてくれた。その後モーガン・フリーガンが演じる同名の映画も観たが、二人の心理描写に心を打たれた。

 この会は毎月の会費で運営されており、2ヶ月に1回の公演となっていた。これが熊谷会館に通い始めたキッカケであるが、熊谷でも結構名の売れた俳優・女優の演劇を鑑賞することができた。しかし演劇はライブですから、若い頃に映画で観た加藤剛が、もうこんなに年取ってしまったのかとか、渡辺美佐子の一人芝居に感心させられたり、樫山文江、米倉斉加年、風間杜夫、佐々木愛、栗原小巻、藤真理子、熊倉一雄等々の名演技に魅了され印象に残っている・・

 2008年から2014年までの足かけ6年間に観た名場面を思い出していると長くなってしまうので、虹の演劇鑑賞会で観た演目を一覧表にして記憶にとどめることにした。実は昨年の秋、夜道の運転が辛くなったので脱会しました。

作 品 名

劇 団 名

主な出演者

2014年

6月

オペラ まげもん

こんにゃく座

梅目村博美 高野うるお
富山直人

4月

松井須磨子

エイコーン

栗原小巻

2月

音楽劇 わが町

俳優座劇場

土居裕子 原康義 栗野史浩

2013年

12月

謎解き河内十人斬り

劇団1980

柴田義之 藤川一歩

10月

黄昏

青年座

津嘉山正種 岩倉高子

8月

銀の滴 降る降るまわりに 首里1945年

文化座

佐々木愛 阿部勉 米山実 
沖永正志 白幡大介

6月

月光の海 ギタラ

俳優座

加藤剛 加藤頼 阿部百合子

4月

夢千代日記

前進座

今村文美 いまむらいづみ
西川かずこ 浜名実貴

2月

星の王子さま

演劇企画JOKO

牛山茂 中西陽介 染谷麻衣
片桐雅子 中西陽介

2012年

12

真砂女

劇団 朋友

藤真利子 菅原チネ子
語り・本山可久子

10

かもめ来るころ

トムプロジェクト

高橋長英 斉藤とも子

8月

はい、奥田製作所

劇団銅鑼

鈴木瑞穂 横手寿男

6月

佐賀のがばいばあちゃん

NLT

阿知波悟美 佐藤淳
葛城ゆい

4月

ホブソンの婿選び

無名塾

仲代達矢 渡辺 梓

2月

彦六大いに笑う

海流座

米倉斉加年 上野比呂登
青山恵子

2011年

12

OH! マイママ

NLT

川端槇二 木村有里

10

夏の夜の夢

オペラシアターこんにゃく座

大石哲史 川鍋節雄
梅村博美 岡原真弓 相原智枝

8月

桜散る、散るもつもるも三春乃一座

だるま座

剣持直明 すだらあきら
中島ベン 小暮美幸 塚本一郎

6月

結の風らぷそで

青年劇場

秋山亜紀子 杉本光弘
中津川衛  昆野美和子

 5月

をぐり考

京樂座

中西和久

2月

林の中のナポリ

劇団民藝

樫山」文枝 千葉茂則
白石珠江

2010年

12

エリック&ノーマン

テアトル・エコー

落合弘治 南風佳子 溝口敦
瀬下和久 熊倉一雄 安達忍

10

野菊の墓

イッツフォーリーズ

井上一馬 茂木沙月 大塚庸介 角崎慶子

8

壁の中の妖精

木山事務所

春風ひとみ

6

ぬけがら

文学座

飯沼慧 鵜澤秀行 関輝雄
高橋克明 若松泰弘

4

てけれっつのぱ

文化座

佐々木愛 阿部敦子 津田二朗 有賀ひろみ 小谷佳加

2月

招かれた客

シルバーライニング

風間杜夫 久野綾希子 
綾田俊樹 川端槙二

2009年

12月

ミュージカル「火の鳥」

わらび座

三重野葵 戎本みろ 椿千代
上野まゆ 荒川洋 平野進一

10月

化粧 二幕

座 高円寺

渡辺美佐子

8月

静かな落日

劇団 民藝

伊藤孝雄 樫山文枝 
安田正利 小杉勇二
仙北谷和子 飯野美穂子

6月

新・裸の大将放浪記

海流座

芦屋小雁 米倉斉加年 
西崎緑 島田順司 おりも政夫上野日呂登 ほか 

4月

アンナ・カレーニナ

エイコーン

栗原小巻 赤羽秀之 池田勝
寺田路恵 米倉紀之子 ほか

2月

狂言・笑門来福

茂山千五郎家

茂山千五郎 茂山茂 松本薫
井口竜也 茂山正邦 ほか

2008年

12月

ゆれる車の音

文学座

鵜澤秀行 角野卓造 
塩田朋子 たかお鷹 ほか

10

東京原子核クラブ

俳優座劇場プロデュース

田中壮太郎 西山水木
外山誠二  石井揮之 ほか

8月

ドライビング ミスディジー

劇団民芸無名塾

奈良岡朋子 仲代達矢
長森雅人 千葉茂則